高等学校での事例
【被害状況】 |
- 教員が学校のパソコンでWebサイトを閲覧中に、新規ブラウザが多数生成されるブラウザクラッシャーのWebページに遭遇し、操作をしていた教員がブラウザクラッシャーについてあまり知識がなかったのでコンピュータウイルスに感染したと勘違いした。
- ブラウザクラッシャーによる大きな実害は発生していない。
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【学校のコンピュータ環境・利用状況・セキュリティ対策など】 |
校内のパソコン環境
- 職員室にはネットワークに接続しているパソコンが設置しており、教員は自由にWebを閲覧することができる。
校内のセキュリティ対策
- 学校のすべてのパソコンにウイルス対策ソフトを導入している。
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【発見の経緯】 |
- 発見方法:ブラウザクラッシャーに遭遇した教員の申し出により判明した。
- 発生日時:平成16年5月頃
- 発見日:平成16年5月頃
- 事実確認:平成16年5月頃
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【被害への対応】 |
ブラウザクラッシャーに遭遇した教員への対応
- 対応日:平成16年5月頃
- 対応担当者:情報担当教員
- 対応方法:
情報担当教員がすぐにパソコンのところに駆けつけ、教員の話と実際の画面を見てウイルスではなく意図的に新規ブラウザが多数生成されるブラウザクラッシャーであることを説明した。
今後被害に遭わないために、信頼のおけないWebサイトでは安易にリンクやボタンをクリックしないよう注意するとともに、キーボードでの対応方法(AltキーとF4キーでブラウザを閉じる・AltキーとCtrlキーとDelキーでの強制終了)を紹介した。
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【今後の対策と効果】 |
- 今後、ブラウザクラッシャーに遭遇しないよう、ブラウザの不用な機能を使用しない設定にする方法を教職員に紹介した。
- 完全な予防は困難なため、信頼のおけないWebサイトでは安易にリンクやボタンをクリックしないよう啓発を行った。
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