高等学校での事例
【被害状況】 |
- 教員が作成した教材用データが生徒用共有フォルダに保存されていた。
- 生徒用共有フォルダに保存されていたデータは教材用データであったため、テスト問題が生徒に漏れることはなかったが、テスト問題が生徒に流出してもおかしくない状況にあった。
|
【学校のコンピュータ環境・利用状況・セキュリティ対策など】 |
- 教員は、教員用ネットワークと生徒用ネットワークの共有フォルダにアクセスできるが、生徒は教員用ネットワークは利用できない。
|
【発見の経緯】 |
- 発見方法:他の教員が生徒用共有フォルダに教材データが保存されているのを発見した。
- 発生日時:平成15年
- 発見日:
- 事実確認:
|
【被害への対応】 |
教員への対応
- 対応日:
- 対応担当者:情報担当教員
- 対応方法:
ログの調査結果や保存されていた教材データの内容から、生徒用ネットワークにコピーした教員が判明したので、情報担当教員が適切な場所に保存するように注意を行った。
原因は、教員用ネットワークにデータをコピーするところ、誤って生徒用ネットワークにコピーしてしまい、確認作業を怠ったために発生した。
システム的な対応
- 対応日:
- 対応担当者:情報担当教員
- 対応方法:
教員が利用するパソコンに教員用と生徒用の両方のネットワークがデフォルトで表示されるようになっていたために、誤ってデータをコピーするということが発生した。
教員が教員用と生徒用の両方のネットワークを意識して利用するようにするために、教員用ネットワークはデフォルトで表示させ、生徒用ネットワークは教員が設定しない限り表示されないように変更した。
|
【今後の対策と効果】 |
- ネットワークを利用する側の教員の意識も高まり、教員が作成したデータを誤って生徒用ネットワークに保存するということは発生していない。
|