高等学校での事例
【被害状況】 |
- 個人情報保護法の施行に伴い、学校で取得・保有する生徒の個人情報について、すべての教員が適正な管理を行うように努めている。個人情報の管理方法の教員への周知は、管理職が口頭で実施している。
- 以前は殆どなかった生徒情報の取り扱いに関する問い合わせが、個人情報保護法施行後の平成17年7月頃から在学生の保護者を中心に増加してきた。
- 保護者からの問い合わせ対応は、管理職をはじめ各担任教員が口頭で対応している。
- 明文化された規定がないので、新たに明文化した規定を策定する必要があると認識している。
|
【学校のコンピュータ環境・利用状況・セキュリティ対策など】 |
|
【発見の経緯】 |
- 発見方法:
個人情報の適切な管理を行うために明文化された規定を策定する必要があるとともに保護者からの問い合わせに対応するため。
- 発生日時:平成17年7月頃
- 発見日:
- 事実確認:
|
【被害への対応】 |
保護者への対応
- 対応日:平成17年7月以降
- 対応担当者:情報担当教員
- 対応方法:
生徒情報(個人情報)をより適切に管理するために、明文化した規定を策定することとした。
平成17年9月頃から、学校内で個人情報保護に関する諸規定を策定する5名程度の検討チームを発足させた。
メンバーが中心となり、定期的(1ヶ月に1回程度)に個人情報保護に関する諸規定を検討している。
検討の経過は職員会議等で報告するとともに、保護者にも保護者会で検討経過と今後のスケジュールを報告した。
|
【今後の対策と効果】 |
- 学校が保有する個人情報を適切に管理しつつ、かつ学校の校務に支障が発生しない個人情報保護に関する諸規定を今夏に公表すべく、現在も策定中である。
- 試行的に平成18年5月よりプライバシーポリシーをWebページ上に掲載し、その中で学校が取得する個人情報の目的の事前明示と、第三者提供する個人情報の内容と提供先の事前明示を行い、保護者宛通知状でプライバシーポリシーの内容の同意を求めている。
|